デパートの最大割引還元率を比較してみた!

単純な割引還元率の比較(5社)は過去記事で纏めています。この記事では、「売上(2019年)」上位10社のデパードの割引還元率の比較に加え「友の会」などを利用した場合の還元も考慮した還元率の比較も行いました。

要は色んなデパートでの最大割引率は「なんぼ?」で、あなたにとって「一番お得なデパートは何処?」を纏めました。

デパートの最大割引還元率を比較してみた!

纏めた結果

ほとんどの百貨店系のカードの割引還元率は前年度の購入額によって、変わってきます。年間購入額毎に、どこの百貨店がどの程度の割引還元を行っているのかを表にしました。

▼纏めた結果は以下(細かくて見にくい方はクリックで拡大できます)
表の中で年会費については、一般カードの価格を記載しています。ゴールドカードなどでは、一般カードには無い特典が付帯していたりしますが、割引還元率への影響は小さいため、表には記載していません。

カードによって付帯するサービスや割引還元、友の会の割引が適用される条件については、とても表に纏められるボリュームではないので、以下で百貨店別に纏めています。

1.高島屋(JR東海高島屋含む)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で1年4か月)

高島屋(JR東海高島屋含む)の割引還元には「年間購入額が小さくても8%の割引を受けられる」という特徴があります。

✔ゴールドカードのみ、前年(1月1日~12月31日)の年間購入金額が100万円以上の場合、次年の割引還元率が10%になります。

年間0~10万円までの購入金額で、8%もの割引還元が受けられる百貨店は高島屋だけですね。あまり百貨店で買物をしないけど、お中元やお歳暮などは購入する場合には割引がありがたいです。

割引還元だけで言うと、年間2万5千円以上の金額を百貨店で利用するのであれば、年会費2000円でもカードを作った方がお得になります。

高島屋カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費:2000円)
  • 高島屋以外の買物でも割引還元(一般カード:0.5%)
  • 年会費初年度無料(一般カード:2000円)
  • 一部店舗で駐車料金優待
店舗名 駐車場優待サービス
玉川店 一部無料時間あり
立川店 無料時間あり
高崎高島屋 タカシマヤクレジットカード優待あり
米子高島屋 3時間無料
洛西店 無料時間あり

高島屋以外でも割引還元ポイントが貯まるのは、うれしいですが、積算率が低すぎます。高島屋以外での買い物は一般のクレジットカードの方が還元率高いものが多いので、そちらがオススメ。(例えば、JCB CARD W, Orico Card THE POINTなど)

一方、初年度は年会費無料なので、高島屋でどれだけ買物をするか分からないが、とりあえず初年度だけ様子見しようという場合には初年度だけ入会して、損するようなら解約するのもありです。

駐車料金に関しては、はっきりいって、一般カードは駐車料金が高い都心部や大阪などでは余り役立ちそうにないですね。

駐車料金が高いエリアに住んでいて、車で買い物に行く場合はゴールドカードの方が圧倒的にお得です。

他の百貨店カードとの比較では、少額の買物を百貨店で利用する場合は割引還元率が高く(8%)優れたカードです。

ゴールドカード(年会費1万円):一般カードに+されるサービス
  • 高島屋以外の買物でも割引還元(ゴールドカード:1%)
  • メンバーズラウンジの利用
  • 有料催しの招待券
  • 空港ラウンジの無料利用
  • 一部店舗で駐車料金優待
店舗名 駐車場優待サービス
日本橋店 5時間無料
横浜店 当日の買物10万円未満は2時間無料
新宿店 3時間無料
玉川店 一部無料時間あり
堺店 3時間無料
立川店 無料時間あり
高崎高島屋 タカシマヤクレジットカード優待あり
米子高島屋 3時間無料
洛西店 無料時間あり

高島屋以外での利用では、ゴールドカードになって、やっと一般的なクレジットカード並みの還元率になりますが、やはり高島屋以外では高還元率のカードを利用する方がお得といえます。

一方、高島屋で買い物をする場合のメリットはとても大きいです。メンバーズラウンジで荷物を預かってもらったり、無料の駐車券をもらえたり、場所によってはソフトドリンクなどのサービスが付帯することもあります。

駐車場優待サービスについても一般カードとは一線を画していて、日本橋や新宿、堺店などの駐車料金が高いエリアでも無料で駐車できるメリットは大きいです。

1時間500~1000円くらいの駐車料金を取られるエリアでは、ゴールドカードはとてもお得です。

高島屋カードの利用上の注意点

割引率8〜10%の除外となるものがある
  • 食料品、食堂・喫茶、特価品:1%
  • 専門店(日本橋高島屋S.C.専門店、玉川高島屋S・C専門店、柏高島屋ステーションモールS館 新館・専門店街、流山おおたかの森S・C専門店、立川高島屋S.C.専門店、新宿タカシマヤレストランズパーク、なんばダイニングメゾン、タカシマヤキッズパティオ):3%
  • タカシマヤ商品券、全国百貨店共通商品券、タカシマヤギフトカード・百貨店ギフトカード、各種ギフト券、書籍、たばこ、荷具・送料、一部ブランド品、年会費、キャッシングサービス:0%

✔一部ブランドとはルイ・ヴィトン、ブルガリ、カルティエ、エルメス、ティファニー、シャネル、パテック・フィリップ、ヴァンクリーフ&アペルなど。

有効期間が短い、1ポイントから交換できない

貯まったポイントの有効期間が最長で1年4か月しかない、2000ポイント単位でしか商品券に交換できないです。ポイントの有効期間、残っているポイントを把握しておかないと、失効してしまうかも。。。

✔ポイントから交換した商品券には有効期間はありません。

友の会(有効期限は無し)

この記事では10もの百貨店を取り上げています的には、ほとんどが上記のサービスと同じです。

毎月5000~50000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスとして付与されます。

▼積み立てプラン積み立てで得られたお金は「会員証・お買い物カード」に入金され、高島屋での買い物に利用することができます。

少し残念なのが、「会員証・お買い物カード」で買い物をすると、高島屋カードの割引還元(ポイント還元)の対象外となることです。

元々、割引還元の対象外となっているものを「会員証・お買い物カード」の残高で購入して、割引還元の対象となるものは高島屋カードで購入するなどの使い分けが賢い使い方です。

どこの友の会も上記のように、割引還元との併用はできないことがほとんどですが、高島屋にはちょっとした特徴があります。

それは株主優待カードの割引(10%)と友の会の併用は可能ということです。

友の会の還元率は年率換算で8.3%、株主優待カードの割引10%と組み合わせれば、かなり強力な割引となります。高島屋の株主優待カードは単元(100株)単位での購入でもらえるので、2020年4月の単価でいうと10万円もあれば入手可能です。

高島屋で累積100万円程度の買物をすれば株を購入した分の金額をペイできるので、普段から高島屋で買い物される方にはオススメです。

友の会に付帯する主な特典

  • ホテル・レストランなど提携施設の優待サービス
  • タカシマヤ各店の文化催が無料
  • 暮らしのヒント会報誌「ハミングタイム」がもらえる

宿泊料が10%程度安くなったり、有料の文化催が無料で参加できたりするのはありがたいです。暇な土日のお出かけに、無料でイベント参加は家計的に助かります。

株主優待券と友の会を併用できるため、友の会に入るメリットは大きいです。

2.大丸松坂屋(JFRカード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で2年)

大丸松坂屋の割引還元には還元率は平均的だが「貯まったポイントは1ポイントから使える」という特徴があります。

高島屋ではポイントは2000ポイント以上でないと、利用できない(商品券に交換できない)ですが、大丸松坂屋は1ポイントから利用可能なので、ポイントが失効してしまうリスクは少ないです。

割引還元だけで言うと、年間2万円以上の金額を大丸松坂屋で利用するのであれば、年会費1000円でもカードを作った方がお得になります。

大丸松坂屋カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費1000円)
  • 大丸松坂屋以外の買物でも割引還元(一般カード:0.5%)
  • 年会費初年度無料(一般カード:1000円)
  • 半年間で30万円以上、大丸松坂屋で買い物をすると還元率が10%へアップ
  • 「マイ・ペイすリボ」の設定で年会費が無料になる。リボの最低支払額を利用額以上に設定しておき、年一回以上の買物をすれば、リボの金利もかからず(一括払いと同じになる)年会費が次年度以降も無料

高島屋同様、大丸松坂屋以外でも割引還元ポイントが貯まるのは、うれしいですが、積算率が低すぎます。

一方、一度「マイ・ペイすリボ」を設定をして、年に一度以上、大丸松坂屋で買い物をすれば年会費無料になるのは大きなメリットです。

割引還元で貯まったポイントも1ポイントから利用可能なのも失効のリスクが低くて好感が持てます。

半年で30万円購入すれば還元率が10%にアップすることも考えるとバランスに優れた百貨店カードだといえます。

百貨店でコツコツと買い物をして、ポイントを失効したくない方にはメリットが大きいカードです。

ゴールドカード(年会費7000円):一般カードに+されるサービス
  • 大丸松坂屋以外の買物でも割引還元(ゴールドカード:1%)
  • 大丸松坂屋で年間100万円以上、利用すると次年度の年会費(7000円)が無料
  • 大丸ミュージアムの入場料が無料
  • ロードサービス、ライフサポートサービスが無料で付帯
  • 空港ラウンジの無料利用
  • 一部店舗で駐車料金優待(基本的にほとんどの店舗で3~5時間程度の駐車料金が無料:※「大丸京都店」、「大丸下関店」、「松坂屋名古屋」、「松坂屋静岡店」は駐車場無料サービスなし)

大丸松坂屋以外で利用する場合、ゴールドカードになって、やっと一般的なクレジットカード並みの還元率になります。百貨店のカードは、それぞれの百貨店でのみ利用した方が良いです。

一方、大丸松坂屋で買い物をする場合のメリットはとても大きいです。年間の購入金額が100万円を超えれば年会費も無料になるし、無料の駐車券をもらえるからです。

駐車場優待サービスについても素晴らしく、神戸、心斎橋などの駐車料金が高いエリアでも無料で駐車できます。車で街中へお買物をしに行くことが多いならゴールドカードは大変お得です。

大丸松坂屋カードの利用上の注意点

割引率5〜10%の除外となるものがある
  • 特価品・食品・レストラン・喫茶:1%
  • 値引商品(全館ご優待セール等)、中元・歳暮特別ご優待商品、ビール券等の商品引換券、テレホンカード、書籍・雑誌、たばこ、クリーニング・洋服リフォーム・各種修理等のサービス料金、美容・エステ等の施術料金、荷造り・送料、代金引換配送等のご入金、年会費、消費税、一部ブランド品:0%

✔一部ブランドとはティファニー、エルメス、ルイ・ヴィトン、ブルガリ、シャネル、シャネルファインジュエリー、カルティエ、ロレックス、パテックフィリップ、ヴァン・クリーフ&アーペル、ディオールジュエリー、ディズニーストアなど

大丸松坂屋カードを持っていくのを忘れるとポイントが付かない

クレジットカードで支払っても、現金で支払ってもポイントは付くが、大丸松坂屋カードを提示しないとポイントは付きません。

つまり、レシートを貰って、後日ポイントを付けてもらうことができないのです。。。

友の会(有効期限は無し)

毎月5000~30000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスまたはクーポン券として付与されます。

▼積み立てプラン積み立てで得られたお金は「会員証カード」に入金され、大丸松坂屋での買い物に利用することができます。

高島屋同様、「会員証カード」で買い物をすると、大丸松坂屋カードの割引還元(ポイント還元)の対象外となります。

✔︎株主優待カード(10%割引)との併用も不可

高島屋と異なり、株主優待割引と友の会を併用できないのはデメリットですね。。。

元々、割引還元の対象外となっているものを「会員証カード」の残高で購入して、割引還元の対象となるものは大丸松坂屋カードで購入するなどの使い分けが賢い使い方です。

また、ごほうびコース(クーポン券)では有名レストランでのランチなどに使うことができます。(年によって内容は変わります)

「ごほうび体験レポート」の例に記載のレストランには行ったことがありますが、格式が高くて食事も美味しかったです。

大丸松坂屋の友の会でも割引還元(ポイントバック)とボーナスポイントの併用はできません。

しかし、どうしてもポイント化する必要が無いのであれば「ごほうびコース」は上記の例では非常にコストパフォーマンスが優れていますので、オススメです。(通常利用だと結構高い)

ボーナスポイントを貰う以外の選択肢が欲しい方にはメリットが大きい友の会です。

友の会に付帯する主な特典

  • ホテル・レストランなど提携施設の優待サービス
  • 百貨店施設での優待サービス

宿泊料が10%程度安くなったり、有料の文化催が無料で参加できたりするのはありがたいです。暇な土日のお出かけに、無料でイベント参加は家計的に助かります。

3.三越伊勢丹(MIカード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で25カ月)

三越伊勢丹の割引還元には還元率は平均的だが「家族カードが4名分まで無料で発行でき、利用実績とポイントをシェアできる」「貯まったポイントは1ポイントから使える」という特徴があります。

✔︎家族カード無料のサービスは一般カード(MIカード+)のみでゴールドカードは1000〜2000円/年の会費が必要です。

割引還元率は年間購入額40万円までは5%と低めの設定ですが、家族で購入実績を共有できるので、年間購入額50万円以上で獲得できる8%割引還元の権利を得やすいです。

また、ポイントも家族でシェアできるので、「家族が貯めたポイントを使わせてもらう」こともできるのは大きなメリットではないでしょうか?

年会費が一般カードでも2000円と、高額な部類ですが、家族カードが無料なので家族で三越伊勢丹を良く利用する場合はお得です。(年間購入額が4万円で年会費の元が取れます)

三越伊勢丹カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費2000円)
  • 三越伊勢丹以外の買物でも割引還元(一般カード:0.5%)
  • 年会費初年度無料(一般カード:2000円)
  • 三越伊勢丹での年間購入額が100万円以上になると還元率が10%へアップ
  • 「さとふる」でふるさと納税すると2%ポイントが貯まる
  • 年間購入額が200万円、300万円、500万円以上で、それぞれ1万ポイント、1.5万ポイント、2.5万ポイントがボーナスとして貰える。(最大還元率10.5%になる)

高島屋や大丸松坂屋同様、三越伊勢丹以外でも割引還元ポイントが貯まるのは、うれしいですが、積算率が低すぎます。三越伊勢丹カード(MIカード)は三越伊勢丹のみで使った方がお得です。

大きな特徴として、年間購入額が大きくなると(200万円以上)、追加でボーナスポイントが貰えることが挙げられます。

最大還元率を考えると他の百貨店は10%を超えられないなか、最大10.5%の還元率を誇る三越伊勢丹カードは年間購入額が大きい人にとってもメリットが大きいです。

家族カードが無料であることも併せると、家族で三越伊勢丹をよく利用する方にとっては本当にお得ですね。(10.5%割引還元は大きい)

ゴールドカード(年会費1万円):一般カードに+されるサービス
  • 三越伊勢丹以外の買物でも割引還元(ゴールドカード:1%)
  • 三越伊勢丹グループで使えるクーポン券(4200円分)が毎年貰える、駐車券としても使える
  • 三越伊勢丹内のレストランで使えるクーポン券が貰える(年によって額が変動する、1000〜2000円程度)
  • 空港ラウンジの無料利用
  • 「さとふる」でふるさと納税すると3%ポイントが貯まる
  • 年間購入額が200万円、300万円、500万円以上で、それぞれ1万ポイント、1.5万ポイント、2.5万ポイントがボーナスとして貰える。(最大還元率10.5%になる)
  • 高級レストラン食事予約(LUXA RESERVE)
    年会費(通常6,600円(税込))無料
  • 「お得意様ラウンジ」が利用可能(ソフトドリンク、お菓子、喫煙ルーム、携帯電話ルーム、ビニール傘プレゼント(雨の日)などのサービス)

三越伊勢丹以外の利用では、ゴールドカードになって、やっと一般的なクレジットカード並みの還元率になります。百貨店のカードは、それぞれの百貨店でのみ利用した方が良いです。

一方、三越伊勢丹で買い物をする場合は快適さという点でメリットがあります。

百貨店内で使える4200円分のクーポンや1000〜2000円程度のレストランクーポン、ソフトドリンクやお菓子、ビニール傘などが貰えるラウンジの利用など三越伊勢丹内で快適に買物や食事をするにはオススメです。

家族で来て、買物が長くなり、一日中三越伊勢丹で過ごしてしまう方にとってはゴールドカードの価値は高いです。(ショッピングモール的な使い方)

三越伊勢丹カードの利用上の注意点

割引率5〜10%の除外となるものがある
  • 食料品・レストラン・喫茶・一部売場・一品3,000円(税抜)未満の商品1%
  • セール品、福袋、送料、お仕立て代、たばこ、加工料、修理代、箱代、特定商品(ギフト券各種、ゲーム機本体、チャリティ品など)、一部ブランドなど:0%

✔一部ブランドとはルイ・ヴィトン、エルメス、カルティエ、シャネル(ブティック商品・ファインジュエリー)、ティファニー、フォクシー、ブルガリ、ベルルッティ、ライカ、ロレックス・チューダー、パテックフィリップ、ディオールジュエリー(一品150万円未満)など

MIカード+ですら国内/海外旅行保険が付帯しない

年会費有料の大体のクレジットカードには国内/海外旅行保険が付帯されており、怪我や病気などで病院を利用した場合、カード会社が利用料を支払ってくれるのが通例です。

しかし、年会費有料のMIカード+ですら付帯保険がありません。旅行に良く行かれる場合は、他に付帯保険のあるクレジットカードを持っておいた方が良いです。

旅行先で怪我や病気をした場合、MIカード+には保険が付いているだろうと思って、病院を利用するとお金がかかります。

▼MIカードゴールドには付帯保険あり

友の会(有効期限は無し)

毎月5000~50000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスまたはクーポン券として付与されます。

▼積み立てプラン
積み立てで得られたお金は「会員証」に入金され、三越伊勢丹での買い物に利用することができます。

他の百貨店同様、「会員証」で買い物をすると、三越伊勢丹カードの割引還元(ポイント還元)の対象外となります。

✔︎株主優待カード(10%割引)との併用も不可

高島屋と異なり、株主優待割引と友の会を併用できないのはデメリットですね。。。

元々、割引還元の対象外となっているものを「会員証」の残高で購入して、割引還元の対象となるものは三越伊勢丹カードで購入するなどの使い分けが賢い使い方です。

友の会に付帯する主な特典

  • ホテル、レストランなど、提携している約600の施設の優待サービス
  • 会員限定のイベント招待

宿泊料が10%程度安くなったり、イベントが無料で参加できたりするのはありがたいです。暇な土日のお出かけに、無料でイベント参加は家計的に助かります。

独自のサービスが少ない、株主優待券と友の会を併用できないため、友の会に入るメリットは小さいです。

4.そごう・西武(クラブ・オンカード、ミレニアムカード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で2年)

そごう・西武の割引還元には「年会費が無料で5〜7.5%の割引還元が受けられる」という特徴があります。しかもETCカードも年会費無料。

✔なんとゴールドカードも年会費無料。しかも家族カードやETCカードも年会費無料という破格の対応!メリットは大きいですがインビテーション制なので招待されないと持てません(後述)

割引還元率は低いものの、徹底した年会費無料制度が整っているので、とりあえず作っておくだけでも価値があります。

そごう・西武カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費無料)
  • 年間購入額が50万円、100万円以上で、それぞれ2500ポイント、5000ポイントがボーナスとして貰える。(最大還元率7.5%になる)
  • 家族であれば、それぞれが作ったカードでも年間購入額の実績を合算可能(結果、割引還元率が大きくなりやすい)
  • ボーナスチャンス(年間お買い上げ金額100万円以上で抽選で旅行券プレゼン
  • 映画券鑑賞券会員限定価格(1800→1300~1500円)にて提供(TOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ、シネプレックス、シネマサンシャイン)
  • ぐるなびプレミアム会員サービス最大5ヶ月無料提供
  • 誕生日月は購入額1000円以上で、一日につき200円分のポイント付与
  • 年間購入額50万円以上で駐車場が2時間まで無料
  • 年間購入額100万円以上で駐車場が3時間まで無料+コーヒーやお茶を楽しめるプラチナサロンを利用可能
  • イトーヨーカドーハッピーデー5%OFF
    ボーナスポイント対象(セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート)
  • バーニーズニューヨーク永久不滅ポイント3倍

そごう・西武のカードはそごう・西武百貨店と上記以外のショップで利用した場合、ポイントは貯まりません。

年会費が無料なので仕方ないですが、他のショップで買い物をするときは、他のカードでポイントを貯めた方がいいです。

三越伊勢丹同様、家族で年間購入実績を合算できるので、一人ひとりの購入額が小さい場合でも割引還元率が大きくなりやすいこと、年間購入額が50万円以上で駐車場が無料で利用できることが特徴です。

年会費無料のカードとしては破格のサービスですので、お住まいの近くに、そごう・西武百貨店があれば作っておいた方がお得ですよ。(なんやかんや、友人の出産祝いやお中元・お歳暮など百貨店で買い物する機会はあります)

ゴールドカード(年会費無料):一般カードに+されるサービス
  • セブンイレブンやイトーヨーカドーでも割引還元(1.5%)
  • 当日購入が無くても、そごう・西武の駐車場が3時間無料
  • 年間購入額にかかわらず、プラチナサロンを利用可能
  • 外商の担当が付く

当日の利用、年間購入額にかかわらず、駐車場やプラチナサロンを無料で利用可能なのは大きなメリットです。

家族みんなで車に乗って、そごう・西武百貨店へ行き、無料の駐車場に車を止め、プラチナサロンでお茶やコーヒーで、くつろぎながら買い物できます。

また、外商の担当が付くので、人気で中々手に入らないバッグや宝石なども、裏から「こそっと」用意してくれたりします。(外商さんの買って買っての雰囲気に流されないなら、担当が付くことは悪いことではないと思う)

自宅の近くにそごう・西武百貨店があり、家族と一緒に住んでいる方にとってはメリット一杯のカードです。

なお、ゴールドカードはインビテーション制で、前年の購入実績額が100万円以上だと招待される可能性が高くなるとの話しがあります。

そごう西武カードの利用上の注意点

割引率5〜7.5%の除外となるものがある
  • 食料品・レストラン・喫茶・美容室・フラワー・ペット・書籍・楽器・CDなどの取り扱い売り場、ロフト、無印良品などの専門店:1%
  • セール品・レジお値下げ品・商品券・ギフト券などの金券類、チケット類、プリペイドカード、金銀白金などの地金類、旅行代金、加工・修理代、送料、各種税金など:0%
そごう・西武のゴールドカードですら国内/海外旅行保険が付帯しない

年会費有料の大体のクレジットカードには国内/海外旅行保険が付帯されており、怪我や病気などで病院を利用した場合、カード会社が利用料を支払ってくれるのが通例です。

しかし、年会費無料のそごう・西武のカードは付帯保険がありません。旅行に良く行かれる場合は、他に付帯保険のあるクレジットカードを持っておいた方が良いです。

旅行先で怪我や病気をした場合、流石にゴールドカードには保険が付いているだろうと思って、病院を利用するとお金がかかります。

友の会

2017年9月28日にそごう・西武は友の会を廃業しました。従って、そごう・西武では友の会に申し込むことはできません。

5.阪急阪神(ペルソナSTACIAカード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で2年3カ月)

阪急阪神の割引還元には「年間購入額が低くても比較的高額な割引還元率(5〜10%)が受けられる」という特徴があります。

年間購入額が30万円以上で7%、50万円以上で10%の割引還元を受けることができます。

✔家族カードが4名まで無料、毎月20日は阪急オアシスが5%割引、毎月第2土日はイズミヤが5%割引になり、生活用品も安く購入することができます。

割引還元率が比較的高く、百貨店のみならず上記のようなスーパーが5%割引になるなど、日常生活にも役立ちます。(特に関西に住んでいる方)

阪急阪神カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費2000円)
  • 初年度年会費無料
  • 阪急梅田本店と阪神梅田本店のサービスカウンターで3時間まで無料で手荷物を預けられる
  • 購入した商品をサービスカウンターで一括で受け取ることができる
  • 一部駐車料金の優待がある(神戸阪急:10%優待の方は2時間まで無料、高槻阪急:7%・10%優待の方は2時間まで無料、阪急メンズ東京:当日5000円以上購入すると2時間まで無料、都筑阪急:1時間まで無料
  • 家族であれば、それぞれが作ったカードでも年間購入額の実績を合算可能(結果、割引還元率が大きくなりやすい)
  • 結婚する予定がある場合、ブライダルクラブへ入会(無料)すれば、割引還元率がさらに3%上乗せされる(8~13%)

阪急阪神のカードはVISAやAMEX、JCBなどのクレジットを付けると、それぞれのカード会社のポイントが、阪急阪神以外での買い物でも付与されます。

さらに阪急阪神オリジナルの特典として結婚予定の二人を対象としたブライダルクラブへ入会すると、割引還元率がさらに3%アップになります。(商品券としてもらえる)

この特典の素晴らしいところは、別に阪急阪神のウェディングプランに申し込む必要は無いところです。(要するに結婚式は別のところで計画してよい)最長2年という期間限定ですが、割引還元率が最大13%になるという他の百貨店には無いサービスがあります。

また、そごう・西武と異なり、家族カードという形ですが、家族で年間購入実績を合算できます。(家族カードだと引き落とし口座は一つしか選択不可)

しかし、それさえ許容できれば、一人ひとりの購入額が小さい場合でも割引還元率が大きくなりやすいです。年間購入額が50万円以上で駐車場が無料で利用できることが特徴です。

年会費が2000円しますが、関西に住んでいる方は是非持っておきたいカードです。特に、結婚を考えているパートナーがいる方は、最大割引率13%のブライダルクラブの特典があるので、入っておいた方がお得です。(ウェディングドレスのアクセサリー、引き出物などを買うときに還元率3%アップは本当にありがたい)

ゴールドカード:無し

阪急阪神のカードにはゴールドカードがありません。強いて挙げるならば「ペルソナSTACIA AMEXカード(年会費15400円)」がありますが、年間購入額にかかわらず、常に阪急阪神百貨店で10%の優待を受けられる程度の特典しかないので、持つメリットは無いと思います。(どう考えても、年会費をペイできるだけのメリットは無い)

阪急阪神カードの利用上の注意点

割引率5〜10%の除外となるものがある(ブライダルクラブは限定的すぎるので割愛)
  • クリアランス・セール品、化粧品の限定セット商品:3%固定
  • 食品の箱物ギフト(和洋菓子、佃煮、保存食品など)、和洋酒、銀座ヨシノヤ、ファニー、サザビー、アフタヌーンティー・リビング、二ホンドウ漢方ブティック、オルビス、キャトルセゾンなど:5%固定
  • 1点1000円未満の商品、食品全般(一部5%固定優待商品あり)、ギフト早割期間中の対象商品、いいもの択一ギフト、レストラン・喫茶での飲食代、店外催し、収集切手・古銭・古美術品、ゲーム機本体、リサイクル品、各種金券、書籍、文具、たばこ、医薬品、福袋、クリーニング・洋服リフォーム・各種修理等のサービス料金、美容・エステ等の施術料金、荷預かり・送料、代金引渡配送等の入金、各種スクール・イベント受講料、年会費、消費税、一部ブランドなど:0%

✔一部ブランドとはティファニー、エルメス、ルイ・ヴィトン、デルヴォー、ブルガリ、シャネル(化粧品は優待あり)、カルティエ、ヴァンクリーフ&アペール、ハリーウィンストンなど

阪急阪神のカードは国内/海外旅行保険が付帯しない

年会費有料の大体のクレジットカードには国内/海外旅行保険が付帯されており、怪我や病気などで病院を利用した場合、カード会社が利用料を支払ってくれるのが通例です。

しかし、年会費有料の阪急阪神のカードであっても付帯保険がありません。旅行に良く行かれる場合は、他に付帯保険のあるクレジットカードを持っておいた方が良いです。

旅行先で怪我や病気をした場合、保険が付いているだろうと思って、病院を利用するとお金がかかります。

友の会(有効期限は無し)

毎月5000~10000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスとして付与されます。

▼積み立てプランまた、阪急オリジナルのコースとしてお金(ポイントチャージ)ではなく、阪急提携の催し物や、食事などに年間3回招待してもらえるコースもあります。

積み立てで得られたお金は「会員証・お買い物カード」に入金され、阪急阪神での買い物に利用することができます。少し残念なのが、「会員証・お買い物カード」で買い物をすると、阪急阪神カードの割引還元(ポイント還元)の対象外となることです。

✔︎株主優待カード(10%割引)との併用も不可(阪急オアシスやイズミヤでの株主優待カードの利用は可能)

株主優待割引と友の会を併用できないのはデメリットですが、上記スーパーで10%割引となるのはメリットが大きいですね。

元々、割引還元の対象外となっているものを「会員証・お買い物カード」の残高で購入して、割引還元の対象となるものは阪急阪神カードで購入するなどの使い分けが賢い使い方です。

友の会に付帯する主な特典

  • ホテル・レストランなど提携施設の優待サービス
  • 暮らしのヒント会報誌「阪急友の会通信」がもらえる

ザ・リッツ・カールトン大阪のコース料理が通常価格より10%割引、阪急阪神第一ホテルグループがWEB法人メンバーズ料金、ウェスティンホテル大阪の基本宿泊料金が30%割引になるなどの特典があります。

梅田界隈で遊ぶ方にとっては特にメリットが大きな友の会です。

6.近鉄(KiPSカード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で2年と半月)

近鉄百貨店の割引還元には「阪急阪神と似て、年間購入額が低くても比較的高額な割引還元率(5〜10%)が受けられる」という特徴があります。(年間購入額30~50万円の場合、近鉄のほうが、割引還元率が1%高い)

年間購入額が30万円以上で8%、50万円以上で10%の割引還元を受けることができます。

カードの種類が多く、年会費の幅も0~1250円までの幅があり、それぞれのカードに特徴があります。

割引還元だけで言うと、年間2万5千円以上の金額を近鉄百貨店で利用するのであれば、一般カードの中で最も高い年会費(1250円)でもカードを作った方がお得になります。

近鉄カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費:0~1250円)
  • 近鉄百貨店以外の買物でも割引還元(一般カード:0.5%)
  • 年会費初年度無料(一般カード:0~1250円)
  • PiTaPaを同時申し込みすると利用額200円ごとに近鉄ポイント(KIPSポイント)が1ポイント貯まる。PiTaPaでの乗車が1カ月に3090円を超えると、自動的に超えた分の10%割引が適用される。
  • 家族カードでも年間購入額の実績を合算可能(結果、割引還元率が大きくなりやすい)

近鉄百貨店以外でも割引還元ポイントが貯まるのは、うれしいですが、積算率が低すぎます。

近鉄百貨店以外での買い物は一般のクレジットカードの方が還元率高いものが多いので、そちらがオススメ。(例えば、JCB CARD W, Orico Card THE POINTなど)

一方、初年度は年会費無料なので、近鉄百貨店での買い物や近鉄電車(PiTaPa)の利用額がどれだけか分からないが、とりあえず初年度だけ様子見しようという場合には初年度だけ入会して、損するようなら解約するのもありです。

メリットが近鉄エリアに住んでいる場合のみに大きいので、近畿住みで、近鉄電車と近鉄百貨店をよく利用するなら価値があります。

ゴールドカード(年会費1万円):一般カードに+されるサービス
  • 近鉄百貨店以外の買物でも割引還元(ゴールドカード:1%)
  • 空港ラウンジの無料利用

近鉄百貨店以外での利用では、ゴールドカードになって、やっと一般的なクレジットカード並みの還元率になります。近鉄百貨店以外では他の高還元率のカードを利用する方がお得といえます。

さらに近鉄の場合、ゴールドカードだからといって、オリジナルの特典などには期待できないため、持つメリットはほとんど無いと思います。

近鉄のカードの利用上の注意点

割引適用外となるものがある
  • コイン類(小判、メダルなど)、たばこ、インターネット販売商品、各種ギフト券、チケット類(食品ギフト券、図書カードなど)、証券類(商品券、ギフトカード、切手、印紙など)、レストラン、喫茶、美容室、理容室、写真館、加工代、修理代、リフォーム代、配送料金、物産展催事、専門店その他特に指定する売り場(ルイ・ヴィトン、ティファニー、カルティエなど)および商品(TVゲーム本体、催事の食料品など):0%
近鉄のカードは国内/海外旅行保険が付帯しない

年会費有料の大体のクレジットカードには国内/海外旅行保険が付帯されており、怪我や病気などで病院を利用した場合、カード会社が利用料を支払ってくれるのが通例です。

しかし、年会費有料の阪急阪神のカードであっても付帯保険がありません。旅行に良く行かれる場合は、他に付帯保険のあるクレジットカードを持っておいた方が良いです。

旅行先で怪我や病気をした場合、保険が付いているだろうと思って、病院を利用するとお金がかかります。

友の会(有効期限は無し)

毎月5000~30000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスとして付与されます。

▼積み立てプラン積み立てで得られたお金は「会員証カード」に入金され、近鉄百貨店グループでの買い物に利用することができます。「会員証カード」で買い物をすると、近鉄のカード割引還元(ポイント還元)の対象外となります。

✔︎株主優待カード(10%割引)との併用も不可

株主優待割引と友の会を併用できないのはデメリットですね。。。

元々、割引還元の対象外となっているものを「会員証カード」の残高で購入して、割引還元の対象となるものは近鉄カードで購入するなどの使い分けが賢い使い方です。

友の会に付帯する主な特典

  • 日帰り体験イベント、グルメ・観劇・コンサートなどの優待
  • ホテル、レンタカー、レストランなどの優待
  • 文化サロンの入会金無料
  • 特設会場での特別招待会の案内など

ホテルについては都ホテル&リゾーツ、プリンスホテルなどの1泊2食付きプランが10%割引になります。レストランについてはヒルトンやウェスティン都ホテル、京都タワーホテルなどの食事が10%割引になります。

変わった特典として、自動車教習所が5000円オフになったり、引っ越し料金が10%オフになったりする特典があります。

2019年の売上順に百貨店を記載していますが、近鉄百貨店は1位の高島屋の売り上げの約3分の1、5位の阪急阪神百貨店の2分の1と規模が小さく、還元率の大きなサービスが打ち出しにくいのですかね。。。

近鉄百貨店を好んで利用する場合を除いて、積極的に友の会に入るメリットを感じません。それなら高島屋の友の会に入会して、株主優待券の10%オフと友の会のボーナスポイント(8.3%還元)を併用した方がお得です。

7.東急(Club Qカード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で2年)

東急カードの割引還元は「他の百貨店のカードと比べて優位な点は無い」です。

年会費は1000円(家族カードは300円)ですが、年会費が同じ大丸松坂屋カードの方が割引還元率も高いです。東急カードは国内/海外旅行の保険が付帯していることがちょっとした特徴ですが、これも大丸松坂屋カードとほぼ同じ特典です。

割引還元だけで言うと、年間3万3334円以上の金額を東急百貨店で利用するのであれば、年会費的には元が取れます。(東急ハンズでは還元率1~1.5%となります)

東急カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費:1000円)
  • 東急百貨店以外の買物でも割引還元(一般カード:0.5~1%)
  • 100円の買物からポイントが貯まる
  • 年間購入額に合わせて、一部駐車料金優待(渋谷・本店、吉祥寺店、たまプラーザ、町田東急ツインズ、日吉東急アベニュー、青葉台東急スクエア、札幌店):年間購入額が50~300万円までの幅で2~5時間駐車料金無料
  • 配送利用券がもらえる(東急百貨店で購入した商品の配送料に使える券):年間購入額100~300万円未満で420円×3枚、300万円以上で420円×12枚
  • 年間購入額が300万円,400万円,500万円到達時にそれぞれ30000ポイント,40000ポイント,50000ポイントがもらえる
  • PASMO定期券を購入すると1%ポイント還元
  • ロッテ免税店(銀座)で提示するとVIPシルバーカードを無料で即日発行、10%オフで買い物ができる(30日以内に海外渡航する予定がある人は利用可能)
  • 「コンフォートメンバーズ(無料)」に登録すれば、東急系列のホテル(東急REI、エクセルホテル東急など)の利用料が10%オフ
  • サカイ引越センターでの引っ越し基本料金が20%オフ

東急百貨店以外でも割引還元ポイントが貯まるのは、うれしいですが、積算率が低すぎます。東急百貨店以外での買い物は一般のクレジットカードの方が還元率高いものが多いので、そちらがオススメ。(例えば、JCB CARD W, Orico Card THE POINTなど)

一方、初年度は年会費無料なので、東急百貨店での買い物やPASMOの利用額がどれだけか分からないが、とりあえず初年度だけ様子見しようという場合には初年度だけ入会して、損するようなら解約するのもありです。

割引還元率自体は低いものの、東急カードに付帯する特典が充実しています。東急系列のショップが多いエリア(東京、仙台、札幌など)に住んでいる方にはメリットが大きいカードです。

ゴールドカード(年会費6000円):一般カードに+されるサービス
  • 東急百貨店以外の買物でも割引還元(ゴールドカード:1%)
  • 空港ラウンジの無料利用

東急百貨店以外での利用では、ゴールドカードになって、やっと一般的なクレジットカード並みの還元率になります。東急百貨店以外では他の高還元率のカードを利用する方がお得といえます。

ゴールドカードの年会費は6000円(家族カード1000円)です。購入商品の損害を補償するショッピングプロテクトや国内/海外の旅行保険が付帯しているものの、よほど旅行に行く方でないとわざわざゴールドカードを選ぶメリットは無いと思います。(割引還元率やサービスにほとんど差がない)

東急カードの利用上の注意点

3~10%の割引適用外となるものがある
  • 食品:1%
  • 各店のレストラン・喫茶、美容室、リラクゼーション施設、クリーニング、洗車、書籍、国内・海外パッケージ旅行商品、ガーデニング、ポイントでの支払い分、TFCチケット・TFC買い物カード・各種ギフトカードなどの金券類での支払い分、特別販売会での買い物、一部ブランドなど:0%(年間購入額には加算)

✔一部ブランドとはブルガリ、カルティエ、ロレックス、エルメスなど

  • 商品券、各種クーポン、ギフト券、切手、はがき、印紙、金貨、金・銀・白金の地金、たばこ、保険料、各種年会費、売掛金の入金、修理・加工料、配送料、箱代、講習会受講料、催事の入場料、屋外の遊戯施設、自動販売機の利用、駐車料金、各種優待券を利用した買い物など:0%(年間購入額にも加算されない)
東急百貨店での年間購入額が0~10万円程度の場合の割引還元率が低い(3%)

入学祝い、出産祝い、お中元、お歳暮などで偶に東急百貨店で買い物をする方の場合、年間購入額が10万円に満たないこともあるでしょう。その場合、割引還元率が3%と極めて低いです。

それなら、CB CARD W, Orico Card THE POINTなどの2%超の割引還元(ポイント)が受けられる一般カードで買い物をした方が、東急百貨店以外でも使えるので、汎用性が高く、オススメです。

逆に東急カードを持つメリットが生まれるのは、東急百貨店でよく買い物をして年間購入額が100万円を超える場合です。割引還元率が10%になる、駐車場の優待サービスが使えるようになるなどメリットは多いです。

✔また、東京に住んでいて、よく海外旅行に行かれる方はロッテ免税店の割引が効くのでメリットがあると思います。

友の会(有効期限は無し)

毎月3000~30000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスとして付与されます。

積み立てプランは3000円、5000円、10000円、30000円の4プランで、それぞれ半年、一年の積み立て期間を選択できます。

積み立てで得られたお金は「会員証カード」に入金され、東急百貨店グループでの買い物に利用することができます。「会員証カード」で買い物をすると、東急のカード割引還元(ポイント還元)の対象外となります。

✔︎株主優待カード(10%割引)との併用も不可

株主優待割引と友の会を併用できないのはデメリットですね。。。

元々、割引還元の対象外となっているものを「会員証カード」の残高で購入して、割引還元の対象となるものは東急カードで購入するなどの使い分けが賢い使い方です。

友の会に付帯する主な特典

  • 10000円,30000円/年の積み立てコースで今治タオルセットが貰える
  • 会報誌「TFC通信」が貰える
  • レストラン、宿泊施設、ゴルフなどでの優待

関東または、北海道のレストランや宿泊施設、ゴルフ場などで優待を受けることができます。

宿泊施設ならニューオータニイン札幌やコートヤード・マリオット銀座東武ホテルなどで宿泊料が10%オフ、レストランならホテル椿山荘東京や四川豆花飯荘などで飲食代金10%オフなどの優待があります。

また、会報誌「TFC通信」では特別なキャンペーンを行っていることがあり、定価37000円/人のスイートルームが19000円/人で利用できるなどの大きな割引が効く場合もあります。

▼下田セントラルホテルの優待友の会の積み立てで1か月分のボーナスが貰える以外に、タオルセットが貰えるなど、他の百貨店と比べて、やや優位な友の会といえます。友の会に付帯する特典は考えないのであれば、最も価値のある友の会です。

8.東武(東京スカイツリー®東武カード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で13カ月)

東武カードの割引還元は「他の百貨店のカードと比べて優位な点は無い」です。

年会費は1000円(家族カードは2枚まで無料)ですが、年会費が同じ大丸松坂屋カードの方が割引還元率も高いです。東武カードは国内/海外旅行の保険が付帯していませんが、大丸松坂屋カードは付帯しています。

割引還元だけで言うと、年間3万3334円以上の金額を東武百貨店で利用するのであれば、年会費的には元が取れます。

東武カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費:1000円)
  • 東武百貨店以外の買物でも割引還元(一般カード:0.5%)
  • 年間購入額10万円以上で年会費分のポイント付与(実質無料になる)
  • 100円の買物からポイントが貯まる
  • 東京スカイツリータウン駐車場料金が2時間無料
  • 東武こしがや自動車教習所、東武かすみ自動車教習所で5000ポイントもらえる
  • 東武グループまたは提携ホテルで割引10%、ポイント3~5%付与

東武百貨店以外でも割引還元ポイントが貯まるのは、うれしいですが、積算率が低すぎます。

東武百貨店以外での買い物は一般のクレジットカードの方が還元率高いものが多いので、そちらがオススメ。(例えば、JCB CARD W, Orico Card THE POINTなど)

割引還元率自体は低いものの、東武カードに付帯する特典が充実しています。関西エリアに住んでいる方にはメリットはほとんど無いと思いますが、関東エリアに住んでいる方にはメリットがあると思います。

ゴールドカード:無し

東武カードにはゴールドカードはありません。

東武カードの利用上の注意点

3~10%の割引適用外となるものがある
  • 食品、セール品:0.5%
  • レストラン・喫茶店:1%
  • サンクスフェアにおいて割引優待で買った商品、お中元・お歳暮ギフトセンター、テレビゲーム、その他指定商品、その他割引優待で買った商品:0%(年間購入額には加算)
  • 商品券、金地金、ギフトカード・図書カード等金券類、チケット類、プリペイドカード、催事場物産展および食品催事の商品、屋上の売店・遊戯物、自動販売機の商品、代引き配送での支払い商品、その他指定商品・指定催事:0%(年間購入額にも加算されない)
東武百貨店での年間購入額が0~10万円程度の場合の割引還元率が低い(3%)

入学祝い、出産祝い、お中元、お歳暮などで偶に東武百貨店で買い物をする方の場合、年間購入額が10万円に満たないこともあるでしょう。その場合、割引還元率が3%と極めて低いです。

それなら、CB CARD W, Orico Card THE POINTなどの2%超の割引還元(ポイント)が受けられる一般カードで買い物をした方が、東武百貨店以外でも使えるので、汎用性が高く、オススメです。

東武カードは国内/海外旅行保険が付帯しない

年会費有料の大体のクレジットカードには国内/海外旅行保険が付帯されており、怪我や病気などで病院を利用した場合、カード会社が利用料を支払ってくれるのが通例です。

しかし、年会費有料の東武カードであっても付帯保険がありません。旅行に良く行かれる場合は、他に付帯保険のあるクレジットカードを持っておいた方が良いです。

旅行先で怪我や病気をした場合、保険が付いているだろうと思って、病院を利用するとお金がかかります。

ポイント交換のシステムがややこしい

東武カードのポイントには積立期間と引き換え(買物券・商品)期間があります。積立期間は毎月10日までの1年間、引き換え期間は積立期間終了後6カ月の月末まで有効です。積立期間終了後6カ月後の月末を超えたポイントは失効します。

✔例)積立期間:2018年10月11日~2019年10月10日の場合、引換期間:2020年4月末日 ※上記例の場合、2019年5月1日にポイントは失効します

また、貯めたポイントの交換方法は「ポイントターミナル」で商品券に交換するか、「Webポイント交換サービス」でオンラインポイントとして使用するかの2択です。

還元率が低く、国内/海外保険が付帯しない、ポイント交換のシステムがややこしいことから、割引還元だけだと東武百貨店のヘビーユーザーしかメリットがないです。しかし、後述の友の会と併用できるので、東武カードと友の会を組み合わせて使うのであれば、最高のサービスに早変わりします。(最大還元率約15.9%)

友の会(有効期限は無し)

毎月3000~50000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスとして付与されます。

✔2020年3月から旧「東武友の会」は「東武百貨店友の会」と「東武宇都宮百貨店友の会」に分割されました。

▼積み立てプラン積み立てで得られたお金は「会員証・お買い物カード」に入金され、東武百貨店グループでの買い物に利用することができます。「会員証・お買い物カード」で買い物しても、東武のカード割引還元(ポイント還元)の対象となります。

✔︎株主優待カード(10%割引)との併用は不可

株主優待割引と友の会を併用できないですが、東武カードの割引還元と友の会を併用できるのでメリットが大きいです。

友の会に付帯する主な特典

  • 会員証提示で、お買い物が5%オフ(友の会の優待割引を使うと東武カードのポイントが貯まらなくなるというデメリットがあります)
  • 会員特別優待「サンクスフェア」(通常価格から10~15%割引)の対象商品や、お中元・お歳暮の特別優待にも利用可能
  • レストラン、宿泊施設などの提携施設で優待

主に関東、東北または、北海道のレストランや宿泊施設などで優待を受けることができます。宿泊施設なら札幌東武ホテルや仙台国際ホテル、コートヤード・マリオット銀座東武ホテルなどで宿泊料が20%オフ、レストランなら帝国ホテル東京やホテル、椿山荘東京などで飲食代金10~30%オフなどの優待があります。

この友の会の最大のメリットは東武カードの割引還元と友の会のボーナスポイントを併用できることです。例えば、友の会で月額1万円のつみたてを1年間継続して買い物をすることを想定してみましょう。

1年後にもらえるボーナスポイントを加えると13万円分の買物が可能になります。13万円の商品を東武カード(還元率7%)を使って買い物をすると、9100円分のポイントが貰えます。

ということは、12万円で実質139100円分の買物ができることになります。(還元率約15.9%)東武百貨店で買い物をする機会があるのであれば、東武カードと友の会の両方に入っておくべきです。めちゃくちゃお得です。

9.小田急(OPカード)

割引還元(ポイント還元:有効期間は最長で12カ月)

小田急カードの割引還元は「年会費が安い割に、他の百貨店のカードと比べて年間購入額0~20万円での割引還元率が高い(7%)」という特徴があります。

年会費は500円(家族カードは100円)ですが、初年度年会費無料、2年目以降も前年度に一度でもクレジット払いの利用があれば、年会費無料になります。実質年会費無料ですね。

割引還元だけで言うと、年間1円以上の金額を小田急カードで決済するのであれば、年会費的には元が取れます。

小田急カードに付帯する主な特典

一般カード(年会費:500円)
  • 小田急百貨店以外の買物でも割引還元(一般カード:0.5%,オートチャージ設定をしたPASMO利用の買物:1.5%)
  • 前年度に一度でもクレジット払いの利用があれば、年会費無料
  • 年間購入額を家族で合算可能
  • 小田急電鉄の定期券購入時に0.5%還元

普通のクレジットカードとして利用すると還元率が0.5%と、心元ないですがPASMOにオートチャージをすると0.5%、利用時に1%還元があるため実質1.5%の還元率となるため、小田急百貨店以外でも使い勝手のいいカードです。

年会費が安い割に、割引還元率も高く、関東エリアに住んでいる方であれば、持っておく価値があります。

ゴールドカード(年会費1万円):一般カードに+されるサービス
  • ETCカード無料発行
  • 空港ラウンジサービス
  • 家族カードを1名分、無料発行可能(二人目以降は1000円/人)
  • クレジット利用額が200万円以上で年会費無料(小田急百貨店以外もOK)
  • ロッテ免税店で提示するとVIPゴールドカードを無料で即日発行、15%オフで買い物ができる(30日以内に海外渡航する予定がある人は利用可能)

クレジット利用額が200万円以上で年会費無料といっても達成するのは、なかなか難しいですよね。一般カードに+されるサービスの割に年会費が高すぎるので保有する価値は無いと思います。

ただし、ロッテ免税店で15%オフになるVIPゴールドカードは魅力的です。海外旅行が趣味、東京または関西に住んでいる方には、それぞれロッテ免税店があるのでメリットがあります。(通常VIPゴールドカードはロッテ免税店で2年間の間に4,000ドルの買物をしないと発行してもらえない)

小田急カードの利用上の注意点

5~10%の割引適用外となるものがある
  • ご奉仕品、食料品、一部売場商品、レストラン・喫茶など:1%
  • サンクスフェアにおいて割引優待で買った商品、お中元・お歳暮ギフトセンター、テレビゲーム、その他指定商品、その他割引優待で買った商品:0%(年間購入額には加算)
  • 商品券、金地金、ギフトカード・図書カード等金券類、チケット類、プリペイドカード、催事場物産展および食品催事の商品、屋上の売店・遊戯物、自動販売機の商品、代引き配送での支払い商品、その他指定商品・指定催事、一部ブランド:0%

✔一部ブランドとはカルティエ、ルイ・ヴィトン、シャネル(化粧品は割引対象)、ブルガリ、ティファニーなど

小田急カードは国内/海外旅行保険が付帯しない(ゴールドカードは付帯)

年会費有料の大体のクレジットカードには国内/海外旅行保険が付帯されており、怪我や病気などで病院を利用した場合、カード会社が利用料を支払ってくれるのが通例です。

しかし、小田急カードは旅行保険がありません。旅行に良く行かれる場合は、他に付帯保険のあるクレジットカードを持っておいた方が良いです。

旅行先で怪我や病気をした場合、保険が付いているだろうと思って、病院を利用するとお金がかかります。

ポイント交換のシステムがややこしい

小田急カードのポイントには積立期間と引換え(買物券・商品)期間があります。積立期間は入会月から1年間、引き換え期間は積立期間終了後3カ月の月末まで有効です。積立期間終了後3カ月後の月末を超えたポイントは失効します。

▼積立期間と引換え期間の例

国内/海外保険が付帯しないが、年会費が実質無料で割引還元率も高いことから、小田急沿線に住んでいる方にとっては価値があります。

また、年度によっては割引還元率がアップすることもあり非常に他の百貨店よりも安く商品を購入できるチャンスがあります。

友の会(有効期限は無し)

毎月3000~30000円を一口とした積み立てが可能、12か月積み立てを継続すると、積み立てた額の1か月分がボーナスとして付与されます。

積み立てプランは一年積立では5000円、10000円、30000円の3プランで、半年積立では5000円の1プランが選択可能です。

積み立てで得られたお金は「会員証・お買い物カード」に入金され、小田急百貨店グループでの買い物に利用することができます。「会員証・お買い物カード」で買い物をすると、東武のカード割引還元(ポイント還元)の対象外となります。

✔︎株主優待カード(10%割引)との併用も不可

株主優待割引と友の会を併用できず、小田急カードの割引還元とも併用できないのはデメリットですね。。。

友の会に付帯する主な特典

  • 特別優待会へ招待(年に数回、新宿・町田・藤沢・厚木で対象商品が5~10%オフで購入可能
  • 劇場・シネマのチケットが優待価格で利用可能
  • レストラン、ホテル、レジャー施設などの提携施設で優待
  • 会報誌「フェミナス」がもらえる

主に関東のレストランや宿泊施設などで優待を受けることができます。宿泊施設ならハイアット・リージェンシー東京、ホテルはつはな、山のホテルなどで優待、レストランなら日本料理なだ万迎賓館、旭鮨などで優待があります。

小田急友の会は他社の平均的な友の会と大差ありません。小田急百貨店のヘビーユーザーであれば割引対象外の商品を友の会の積立金で購入するなどのメリットがあります。

まとめ

百貨店グループカード

  • 年間購入額0~30万円までなら高島屋カードが最も割引還元率が高い(8%)
  • 年間購入額30~50万円までなら高島屋、近鉄カードの割引還元率が高い(8%)
  • 年間購入額50~100万円までなら近鉄、阪急阪神カードの割引還元率が高い(10%)
  • 年間購入額100万円以上ならそごう・西武、東武カード以外の割引還元率が高い(10%)

友の会

  • 友の会は基本的に1年または半年積み立てた額の5~8%程度上乗せした額が「会員証」にチャージされる。
  • 高島屋の友の会は株主優待(10%オフ)との併用可能でお得(割引還元率が最大18%)
  • 東武百貨店の友の会は東武カードとの併用可能でお得(割引還元率15.9%)

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どうも、ヤツです。 リアルでは企業で研究・開発してますが、将来見えすぎてマジつまらんという思いからブログ始めました。 生活していて、役に立つこととか、お得なことを発信しています。