新型コロナウイルス感染症の流行収束後において、甚大な影響を受けている観光業、運輸業、
飲食業、イベント・エンターテイメント業などを対象とした「Go To キャンペーン」が計画されています。
政府は予算総額1.7兆円を拠出し主に以下のGo To キャンペーンを行う予定にしています。
- Go To Travelキャンペーン
- Go To Eatキャンペーン
- Go To Eventキャンペーン
✔︎Go To 商店街など、詳細不明ですが計画されているキャンペーンもあります。
これらの内、飲食業を対象に期間を限定した官民一体型の需要喚起キャンペーン(「Go To EATキャンペーン」)が開始されようとしています。
Go To Eatキャンペーンは、まだ仕組みとキャンペーン特典のイメージ程度しか明らかになっていません。
しかし、詳細が決定しているGo To Travelキャンペーンから、オンライン飲食予約サイトや登録飲食店が独自の割引やクーポンを発行することが予測されます。
今回は事前に仕組みを予測することで得られるメリットを中心に紹介します。
Go To Eatキャンペーンの仕組みを知っておトクに食事しよう!
Go To Eatキャンペーンで明らかになっている仕組みをベースに対象となる飲食予約サイトや飲食店、独自の特典を予測します。
Go To Eatキャンペーンの仕組み
Go To Eatキャンペーンは、国が飲食予約サイトや飲食店に補助金を出して、ポイントや食事券として僕達(消費者)が受け取れる仕組みになっています。
▼GOo To Eatキャンペーンの仕組み
ポイントや食事券の受け取り方や金額については以下(1)、(2)の内容になっています。
◆登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(購入額の25%分を上乗せ)
- 地域の飲食店で使える食事券(例:1セット1万2,500円を1万円で購入)の発行事業者を都道府県、政令指定都市及び特別区単位で公募
- 購入制限:1回の購入当たり2万円分(上記の例では2セット/人まで)
- おつりは出ない
- 販売は2021年1月末まで、有効期限は3月末まで地域の販売窓口
◆オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、次回以降に飲食店で使用できるポイントを付与
- 昼食時間帯は500円分、夕食時間帯(15:00~)は1,000円分のポイントを付与
- ポイント付与の上限は、1回の予約当たり10人分(最大10,000円分のポイント)
- ポイント付与は2021年1月末まで、利用は3月末まで
✔︎オンライン経由で安い飲食店を利用して、ポイントを貯める。貯めたポイントと、プレミアム付食事券を併用して、豪華なランチやディナーに利用するのがコスパ良さそう。
▼例えば、夜〜999円のオンラインで予約できる飲食店に行く
1000円分のプレミアム付食事券がもらえれば実質無料で利用できる。そのポイントは恐らく次回以降のオンライン予約時に利用できる。
ちょっと豪華なディナーをポイントを使って予約、プレミアム付食事券と併用すれば圧倒的コスパ!
(もしくは1000円以下の晩御飯をオンライン予約→1000ポイントもらう→次回1000円以下の晩御飯をポイント使ってオンライン予約すればキャンペーン期間中、無料で晩御飯を食べることができる)
これらは公表されている事実ですが、対象となる期間、飲食予約サイトや飲食店、独自の割引やクーポンなどは明らかとなっていません。
Go To Travelは観光庁、Go To Eatは農林水産省の管轄という違いはありますが、Go Toキャンペーンという大きな括りでの取り組みなので、似たような仕組みになると思われます。
既に公表されているGo To Travelキャンペーンの仕組みや、キャンペーンに参加している企業の動きから、Go To Eatキャンペーンの対象や参加する企業の動きを予測します。
対象となる期間(予測)
Go To Eatキャンペーンの統括をしている農林水産省によると、はっきりした開始時期は未定だが2020年8月下旬を目処にキャンペーンを開始すると述べています。
Go To Travelキャンペーンの事例も踏まえると、Go To Eatキャンペーン開始以前の予約でも開始後に飲食すればキャンペーンの対象となりそうです。
対象となる予約サイト/飲食店(予測)
飲食予約サイト
Go To Travelキャンペーンの場合、オンライン宿泊予約システムを持っていれば参加が可能でした。
しかし、宿泊した記録が残しにくい電話受付のような予約、あるいは飛び入りでの宿泊はNGでした。
Go To Eatでも、食べログ、ぐるなび、ひとさら、ホットペッパー、一休レストランなど、ほぼ全ての飲食予約サイトがキャンペーンの対象となることが予測されます。
Go To Travelと違って、Go To Eatではプレミアム付食事券を購入すれば、電話での予約や飛び入りでの飲食でも利用可能になります。
▼飲食予約サイトでネット予約できればキャンペーンの対象
▼飲食予約サイトでネット予約できなくてもキャンペーンの対象
一方、キャバクラやホストなど風営法の枠に入る予約はNGだと思われます。
上記をまとめると、「飲食予約サイトは、ほぼ何処でもGo To Eatの対象となる」です。
独自の割引/クーポン(予測)
飲食予約サイト独自の割引やクーポンを発行する可能性の高いのは、一休レストランです。
なぜなら、Go To Travelキャンペーンでも、5%のポイントを独自で付与するキャンペーンを行なっているからです。
同様に、一休レストランでも独自の割引やクーポンを発行する可能性が高いです。
Go To Travelで宿泊予約サイトの割引を探しているときに感じたことは、「意外と独自割引しない」ことです。
実際に26個の宿泊予約サイトをチェックしましたが、独自割引を導入していたのは「一休」だけでした。
恐らく「Go To Eat」でも+5%ポイント付与などの独自割引を行う飲食予約サイトは「一休レストラン」だけでは無いでしょうか?
個人の飲食店でもGo To Eatキャンペーンを行うかもしれませんが、そもそも対象となる店舗の数が少なそうなので期待薄です。
以上を纏めると、Go To Eatキャンペーンでは、飲食予約サイト経由で、人気の飲食店をキャンペーン開始前に抑えておくことをおすすめします。
まとめ
◆登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(購入額の25%分を上乗せ)
◆オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、次回以降に飲食店で使用できるポイントを付与
- キャンペーン開始前の予約も有効
- ほぼ全ての飲食予約サイトがキャンペーンの対象
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