消毒用エタノールは薄めない!効果が著しく落ちちゃいます

消毒用エタノールが新型コロナウイルスで爆発的に売れており品切れ状態となっています。貴重な消毒用エタノールですから、中には薄めて使えば長持ちするのでは?と考えている人もいるかと思います。

しかし、これは全く意味がないばかりか、ウイルスの除去率を著しく下げる行為なのでオススメしません。

その理由を紹介します。

消毒用エタノールは薄めない!効果が著しく落ちちゃいます

消毒用エタノールはアルコールの濃度が約70〜80%に設定されています。理由はシンプルで上記濃度範囲以外だと、除菌能力が著しく低下するからです。

通常、消毒用のエタノールはスプレー方式で手に吹き付けて使用するものが多いですが、エタノールが揮発するまでの時間は、およそ5分以内です。

エタノールに手を浸して時間をかけて除菌するなら多少濃度が低くても良いですが、スプレー方式の場合は短時間で殺菌する必要があるため、濃度が高い必要があります。

エタノールでの菌やウイルスの殺菌メカニズムは、菌やウイルスの細胞膜や蛋白構造を変化させて無害化するものです。

エタノールの濃度が薄い場合は、細胞膜や蛋白構造を変化させるのに時間がかかるためスプレーのように直ぐ乾いてしまう方式では無害化するまでの時間が足りず、効果が著しく低下してしまうのです。(詳しくは花王のHP参照)

従って、勿体なくても消毒用エタノールは薄めて使用すべきでは無いです。

ここからは余談になりますが、電子部品などの洗浄に使われる無水エタノール(濃度99.5%以上)を消毒用エタノールの代わりに使う場合はどうでしょうか?

答えは辞めた方が良いです。なぜなら濃度が高すぎるエタノールはスプレー方式の場合、逆に殺菌効果が低下するからです。理由は直ぐ乾いてしまって殺菌の時間が足りないことが主です。また、菌またはウイルスの細胞膜や蛋白構造の破壊にかかる時間が消毒用エタノールよりも長くなることも原因です。

濃度高いのになんで時間かかかるの?という問いに対しては確実な答えは無いですが、どうやら菌やウイルスの表面の細胞膜、蛋白構造が急速に変化することで、逆にアルコールが内部まで浸透しにくくなるようです。(中学や高校の理科で習った不動態みたいな感じです)

なので、無水エタノールを持っている場合は水で70〜80%くらいのアルコールに薄めてから消毒用エタノールとして利用することをオススメします。

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