5Gとは第五世代移動通信システムの略です。4Gと比べて、5Gは「大容量・高速通信」が可能になります。
身の回りで言うと、
- 動画がサクサク見れる(通信速度20倍)
- SkypeやTeams、Zoomでも遅延が少なくなる(遅延10分の1)
- 家電や車などがインターネットに繋がってスマホなどで制御できるようになる(同時接続数10倍)
といった変化が期待できます。一方、デメリットで言うとセキュリティの脆弱性が可能性としてあります。ただし、5G開始直後の話で、対策は進んでいくでしょう。電化製品などの初期ロットの不良と同じようなことですね。
少し詳しく以下で説明しますね。
5Gの意味と生活への影響とは?簡単に紹介します!
5Gの特徴は「大容量・高速通信」ですが、何故それが可能になるのでしょう?
大容量・高速通信化(速い電波の使用)
一言で言うと、速い電波(高周波)が使えるようになるからです。
なんで今まで使っていなかったのかについては理由があります。速い電波は、直進性が高く障害物があると直ぐに弱って届かなくなるからです。
その課題を解決する技術に目処が立ったので、使おうか、という判断になったんだと思います。(ビームフォーミングや安価なアンテナなど)
(高周波を扱う場合、システム的な問題だけではなく、素材的な問題もあるのですが…)
低遅延(データのやり取り簡略化)
ネット回線でテレビ電話やオンラインゲームをするときのタイムラグはデータ送信の基地局/端末間でのデータのやり取りに時間がかかるからです。そのやり取りを簡略化するだけで、4Gの4分の1まで遅延時間を減らしています。
さらに移動通信ネットワークにおける新しいアーキテクチャーの導入も行っており、上記改良と合わせてタイムラグをトータルで10分の1まで無くしています。
そこアーキテクチャーでは、今までクラウド上でサービス提供を行っていたサーバーを、端末に近いネットワークの「エッジ」部に配することで、クラウドまでの通信に要する時間を省こうとしています。
要は遠いところまで、データを取りに行かないということです。
同時多数接続(基地局の許可不要)
今までは、端末から送信するデータはこれとこれで、こんな方式でと、基地局にいちいちお伺いをたてて、基地局から許可をもらった後に、データを送信していました。(基地局さんは忙しかった)
5Gでは「グラント・フリー(許可不要)」といって、基地局にいちいち許可を得ないで端末からデータを送信できるようになります。(基地局さんは暇になる)
いちいち許可判断をしなくなって良くなった基地局は仕事が楽になるので、その分沢山の端末からデータを受け取ることができるようになるのです。
ざっくり言うと、これが同時接続数増加の中身です。
まとめ
細かな説明は、分かりにくいので端折っています。専門家からすると「正確には違う」という意見が多く挙げられると思いますが、ざっくりとした説明で、みんなに分かるようにしました。
間違いなく5Gの時代は来るので、事前に知っておいて、上手く5Gの特徴を使いこなしましょう!
コメントを残す