転職者必見!退職手続きの進め方!目指せ!円満退職!

どうも、ヤツです。

数年同じ会社でサラリーマンしてると、必ずどこかのタイミングで”転職”したいなと思うタイミングがあります。

人間関係でしょうか、仕事の内容でしょうか、お給料でしょうか、転職したいと思う原因は人それぞれですが、転職が決まった結果、全ての人に超えなくてはならない壁があります。

それは”退職”することを会社へ伝えることです。

そんなん転職先が決まった野郎の贅沢な悩みやん!と思いますか?

現職で真面目に仕事をしていればいるほどメンタルにくるんです。僕も先日満足いく転職先が決まり、ちょっと浮かれていましが、いざ会社に”退職”することを伝える段になると、胃が痛くなりました。

だって、ただでさえ十分に人が居なくて糞忙しい職場なのにそこから人が抜けるんですよ、残っている人がどんだけ忙しくなるのかが容易に想像できます。

まぁ理屈で考えれば、要員の確保と管理は管理者の仕事で、辞める僕には関係ないやん!てことになりますが、心情的にはどうしても考えてしまいます。

そんな鬱々とした気持ちの中、会社へ”退職”することを伝える必要があるのですが、なるべく円満に去る人、残る人が気持ちよくお別れできるようにするには、いくつかコツがあります。

転職エージェントの助言と僕の実体験からコツを紹介します。

退職手続きの進め方!目指せ!円満退職!【1】

相談ではなく決定

“進退について相談したいのですが…転職したく考えておりますが、いいですか?”

少し極端ですが、こんな感じで転職の話を切り出された上司はどう思うでしょうか?あなたが糞忙しい職場の上司になったつもりで考えてください。

この伝え方だと”転職するかどうか悩んでるな、とりあえず引き止めればなんとかなりそうだ”と考えてもおかしくないですよね。

なにせ要員が減るのは致命的な職場なんですから。

では、”お伝えしたいことがあります…大変お世話になりましたが、◯◯株式会社を退職させていただきたく考えております”ではどうでしょうか?

後者の方が退職の意思がしっかりしてて、上司も引き止め辛くなりましたよね。

この後、上司の上司、さらにその上、人事などに退職の話が伝わっていきます。どの段階で強い引き止めがくるか分かりません。

始めから”退職”についての強い意思を表明しておくことは重要です。

現職への批判は言わない

ただし、ネガティブな物言いになってはダメです。

“みんな遅くまでサビ残して、頑張ってるのに給料全然増えないし、こんな糞会社辞めるわ!”あなたが上司ならどう思うでしょう?

喧嘩になりますよね、こんな物言いでは円満退社など土台無理です。だって、残る人(上司含む)はその会社で今後も働き続ける訳ですから、その会社を否定されて良い気分になるわけがありません。

“大変良くしていただき、やり甲斐のある仕事も多く経験もさせていただきましたが、仕事をしている中で、◯◯の部分に強い興味を持ち、もっと専門的に取り組みたいと思い、退職を決意しました”など、

現職に不満があるわけではなくて、あくまでも他にやりたいことがあるから退職することを伝えましょう。

特に、給料や人間関係、勤務地などを退職する理由の引き合いに出してはいけません。なぜなら、これらは上司が引き止める材料になるからです。

“給料増やすから…”とか、”他の部署に異動できるように取り計らうから”とか、”希望の勤務地をあてがうから”とか色々言われますが、退職理由が破綻するし、それらも口約束であり保証されるものではありません。

また、それで退職を思いとどまったとしても”転職する可能性のあるやつだ”という記録が人事に残ります。

転職活動ができない僻地に飛ばされる可能性が上がりますので、一度退職を申し出たら翻さないのが得策です。

現職への不満は自分の首を絞める結果にしかならないことを肝に銘じておきましょう。

転職先は言わない

退職を申し出る自分の直属の上司にも言うべきではありません。

仲の良い同僚や部下、先輩にも絶対口外しないようにしましょう。

なぜなら、思わぬ悪評を転職先に伝えられて内定が取り消しになる可能性があるからです。

“今の会社と取引がある会社でも無いし、言っても問題ないか”とは思わないことです。

現代にはネットがあります、問い合わせページなどから容易に匿名で悪評を伝えることができます。あなたが今の部署に必要な人財であればあるほど、なんとかして転職を阻止しようと考える人がいることを頭に入れておきましょう。

大事なことなので、もう一度伝えます。絶対に転職先を会社に伝えてはダメです。

話が並行線になったら一旦持ち帰る

上記3点を守って、上司に退職の意思を伝えたとしても、話しが纏まらず拗れる場合があります。

その場合は、”一度持ち帰って良く考えてから再度お話させていただきます”と伝えるのが良いでしょう。

別に退職の意思を覆すつもりでは無いのです。話しが拗れて感情的な意見が出がちな局面では、上司の頭を冷やしてもらうために、一度持ち帰るのです。

で、翌日か翌々日ぐらいに再度退職の意思を伝えましょう。”よくよく考えましたが、やはり私は◯◯がやりたいです。なので退職させていただきます”と。

このやり取りが複数回に渡って行われるかもしれませんが、根気よく上司を”諦めさせて”ください。

上司がずっと認めてくれなくても、最悪、労働基準法に則って退職日の”2週間前まで”に退職届けを内容証明付きで会社に届ければ辞められます。

本当に最悪のケースですが、何があっても辞められる手段を持っておくと心にゆとりができます。

就業規則の確認

上記のように、法律上は退職日の2週間前までに退職届けを届ければよいのですが、それとは別に会社独自の規定により、”退職届けは◯◯日前までに会社に届けること”などのルールを設けており、またそのフォーマットも用意してあることが多いです。

円満退社を狙う場合は、この退職規定をしっかり確認しておくことが重要です。なぜなら、退職届けのフォーマットには上司や、その上の印鑑が必要な場合があるからです。

つまり、会社にしっかりと認めてもらって辞めるには、上司やその上に認めてもらい、印鑑をもらう必要があります。

会社規定の退職日までに印鑑集めをして、社内の所定の部署に提出する必要があるため、退職規定にはしっかりと目を通して、拗れずに退職しましょう。

スケジュール管理はしっかりと

上記のように、会社規定の退職日を意識してスケジュール管理を”あなたが”することが大事です。

上司によっては、退職届けを受理したくないばかりにすっとぼけて、手続きを進めない可能性もあります。

あなたが主体的にスケジュールをコントロールすることで、上司のすっとぼけを防止します。

“次の打ち合わせは◯◯日に実施したく考えておりますが、ご都合如何でしょうか?”

“引き継ぎのスケジュールは◯◯のように考えていますが、内容如何でしょうか?”など上司の尻を叩くことが重要です。

そうすると、上司にも退職の本気度合いが伝わり動かざるを得なくなります。

後任の心配はしない

最後に、”あなたは”後任の心配をする必要はありません。それは上司の仕事です。

もし、上司が”後任はどうするんだ!後任見つかるまで辞めさせねーぞ!”とか言ってきても躱しましょう。

要員のコントロールをするのが上司の仕事です。そうした要員減のリスクをマネージすることで上司はあなたよりも高い給料をもらっているのです。

当然、貰っている給料の分の仕事はしてもらわねばなりません。

上司に直接そんなこと言ったらダメですよw喧嘩になりますw

遠回しに”部署が回っていない現状の中、辞めることになって申し訳ございません。それでも、私にはやりたいことがあるので、退職いたします”とでも言ってお茶を濁しましょう。

退職を伝えるときの胃の痛さは、いざ経験してみなくては分かりません。この記事を読んでいるあなたは、まさしくそういう局面に立たされているのだと思います。

退職手続きの進め方!目指せ!円満退職!【2】

続けて、上司へ退職の意向を伝えた”後”の流れをと手続き、部内での立ち振る舞い方について説明します。

上司へ退職の意向を伝えた後の流れ(部内への連絡)

上司へ退職の意向を伝えた後、具体的な引き継ぎのスケジュールを固め、部内へいつ伝えるかについて打ち合わせがあります。

もろもろ決まりましたら、朝礼や終礼など、全員が集まる場で上司から部内メンバーへ知らせることが多いようです。

実際、僕も朝礼時に上司から部内へ知らされましたが結構緊張します、というか少し居た堪れない気持ちになりました。

顔には出さないようにしてましたが、部内メンバーに申し訳ないという気持ちは、”後任のことは気にするな”とか言ってても、産まれてきちゃうもんだなと思いました。

一方、自分の視点と違って部内メンバーは案外転職することに対して理解してくれます。

“チーム崩壊やわw俺も転職しようかな、どうやったん?”会社の人間としてでは無く、個人としての素のコメントを言ってくれました。

これは、会社を抜ける人間だし本音で喋っても後々響かないと考えるからだと思います。

辞める側の立場としては周りのリアクションを気にして、申し訳ない気持ちになりがちですが、周りは意外と気にしてないものです。

辞めるまでの期間、部内でいつも通り過ごしていいんです!そうして、円満退職に繋げましょう!

立ち振る舞い

上述しましたが、”いつも通り過ごせば”いいんです。気を病む必要はありません。

あなたがスーパーマンなら知りませんが、普通の人は、周りはあなたをそんなに見ていません。

退職の場合に限らずですが、自分は自分がどう見られているか気にしがちですが、周りはそんなにあなたを見ていないものです。

逆の立場で同じ部署の人が会社を退職する場合、あなたはその人に対してネガティブな気持ちを持ちますか?

せいぜい、”マジか、仕事増えるやん、、、”とか”俺も転職しよかな”と言った気持ちでしょう、そしてそれは転職する人への気持ちというかは自分への心配でしょう。

なぜ、このように転職する時の心情について長々と説明するかというと、やっぱり会社を最後の日まで、気持ち良く過ごして欲しいからです。そして、去る会社との関係を良好なまま円満退職して欲しいからです。

大丈夫、周りはあなたにそんなに注目していません、明るく過ごしましょう!

手続き

辞めるにあたって、社内では色々な手続きがあります。

上司から人事や労務へ連絡が行き、面談や退職届、会社の備品の返却や会社からの書類の受け取りなどがあります。

このとき大事なのがスケジュール管理をしっかりすることです。

新しい会社へ転職する場合、先方へ提出する書類も多々あり、前職で会社から受け取るもの(厚生年金手帳、雇用保険被保険者証、源泉徴収票など)を入社日以前に提出することもあります。

期日に遅れないように”いつまでに何がいるか”をしっかり確認し、上司経由でしっかりスケジュールをしましょう。

転職先へ提出する書類は、前職から受け取るもの以外にも卒業証明書や制服支給書、健康診断など多々あり、入手に時間がかかる書類も多いのでしっかり事前に確認しておきましょう!

退職手続きの進め方!目指せ!円満退職!【3】

無事に退職できることが決まりました。

おめでとうございます!

続けて、現職の退社に必要な書類、次職の入社に必要な書類、引き継ぎなど、具体的なアクションについて説明します。

退職時に必要な書類

全ての会社で共通か?と言われるとそうでは無いのですが、一般的に必要だと言われている書類を下記します。

  • 退職届
  • 労働組合脱退連絡書(組合員の場合)
  • 退職後の給与振込連絡書

意外と少ないですが、この他会社から貸与されている支給品の返納があります。

具体的には、社員証や名札、健康保険証、就業規則、労働協約書などが一般的です。

就業規則や労働協約書は入社してから暫く経つと何処行ったか分からなくなりがちなので注意が必要です。

退職する際に提出する書類には退社後の住所を記載する欄が設けられていることが多いです。転職すると、勤務地が変わり住所も変わることが多いですからね。

退社までに何処に住むかを確定できていない場合は実家を退職後の住所に指定しておくと良いでしょう。

入社時に必要な書類

  • 卒業証明書
  • 雇入れ時健康診断書
  • 住民税納付書
  • 健康保険上の扶養申請証明書(扶養家族がいる場合)
  • 厚生年金手帳
  • 源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証
  • 印鑑(普通シャチハタは不可)
  • 制服支給書(制服がある場合)
  • 身分証明書のコピー

一般的には上記のような書類が必要になります。入手に時間がかかるものについては前もって用意しておきましょう。

上記書類の中で入手に時間がかかるものとしては、卒業証明書、雇入れ時健康診断書があります。

卒業証明書は学校へ発行依頼→学校から入手(郵送または手渡し)の流れが一般的です。

郵送で入手する場合は約1週間、手渡しの場合は即日発行してくれる学校もあるようです。

雇入れ時健康診断書は病院へ雇入れ時健康診断を依頼→健康診断→結果の入手の流れとなります。

雇入れ時健康診断の実施は法律で定められているため、必須です。

大体の病院で健康診断は行えますが意外と混み合っているようです。早めに予約しておかないと入社時に結果の入手が間に合わなくなる可能性があります。

また、企業によって法律で定められた検査項目以外の検査を実施することもあるため、事前に病院へ必要な検査項目を伝えておきましょう。

検査を受けてから1〜2週間で結果を入手できます。血液検査を実施することになるので、結果が出るのに時間がかかるそうです。

引き継ぎ

多忙を極めていると、何を優先して引き継ぎを進めるべきか不明になるでしょう。

上司と相談して引き継ぎ内容は決めるべきですが、あれもこれも引き継ぎを指示されてどうにも詰まったら自分の受け持っている案件をリストアップして、優先度をつけて引き継ぎを進めることをオススメします。

どう残業しようが、とても引き継げない量の指示を出されても中途半端な引き継ぎしかできません。

であれば極めて重要な必要な引き継ぎ内容だけをピックアップして引き継ぐべきです。具体的な引き継ぎスケジュールを提示するなどして、上司をなんとか説得しましょう。

しっかりと引き継ぎをしておくことが円満退職のコツです。

どうせ、辞める会社だし円満退職とか興味ないわ!とか思っていませんか?意外と世間は狭いもので何処で繋がってるか分かりません。

人間関係は大事にしておくべきです。

最低限、引き継ぎさえしっかりやれば円満退職できるでしょうが、時間に余裕のある場合はPCと紙の資料整理を行っておくと尚良しです。

綺麗に纏めることも大事ですが、なにより他人が見ても簡単に見つけられる纏め方をするのがコツです。

円満退職シリーズ1〜3を実践しながら、退職手続きを進めているヤツですが、なんと部署で送別会を開いてくれることになりました!

退職理由はポジティブに!引き継ぎをしっかりすれば、お互いに嫌な感じにならず退職可能です!

退職を上司に切り出すのを躊躇ってるあなた、大丈夫!円満退職は可能です!

【退職後のリフレッシュ】去る会社、移る会社での手続きがひと段落したら、のんびり旅行でもして余暇を過ごしてリフレッシュするといいでしょう。

転職が頻繁に行われている地域では”Retirement vacation”といって心身ともにリフレッシュする期間として一般的です。あなたもどうですか?

旅行についての記事もいくつか書いてるので参考にしてみてください!

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どうも、ヤツです。 リアルでは企業で研究・開発してますが、将来見えすぎてマジつまらんという思いからブログ始めました。 生活していて、役に立つこととか、お得なことを発信しています。