新型コロナウイルスの広がりを1ヶ月前と比べてみた

新型コロナウイルスが蔓延していますが、ふと振り返ってみると一月前は、そこまで大きな話になっていなかった記憶があります。

当時は「中国で感染が増えていますね」とか「イタリアで感染者が出始めた」とか地域毎の話でしたが、今は「世界で感染者が何人になっている」という世界全体の話に変わってきています。

新型コロナウイルスの対策も、各国に封じ込めて撲滅させる動きから、ワクチンができるまで感染者数をなるべく増やさない動きに変わってきています。

感覚的には分かりますが、定量的には1ヶ月でどれほど増えたのか、広がり方はどうなのかを調べてみました!

新型コロナウイルスの広がりを1ヶ月前と比べてみた

1ヶ月毎の感染者の推移

  • 1月27日 2798人
  • 2月27日 82322人
  • 3月27日 516044人

情報ソース:日経新聞

人数で見ると、感染者は爆発的に増えているのが分かります。では、「増加の割合」はどうでしょうか?一月から二月にかけては感染者は約29倍、二月から三月にかけては約6.3倍と増加の割合は少なくなっているのが分かります。

もちろん、データの数が少ないことやウイルスの変異の可能性、外出禁止などの各国の対応等の色々な要因を加味できていないので、断言はできませんが、緩やかに増加の割合は減っていっています。

いつかは増加の割合がマイナスになるのですが分かりません。SARSやMARSの例、新型コロナウイスキーの増加の割合からみて、勝手に秋頃には、新型コロナウイルスの騒ぎも落ち着くのかなと思っています。

広がり方

新型コロナウイルスの増加の割合は減っていっていることは分かりましたが、逆に今後増えていく懸念があります。

それは今まで、一部の国の中で広がっていたコロナウイルスが世界のあらゆる国に拡散して、それぞれの国で爆発的に感染者が増え、また世界にウイルスがばら撒かれ…という負のループが起こる懸念です。

その懸念をマップ化したのが以下です。

  • 1月27日

出典:日経新聞

一月末の段階では、アジアで感染者がポツポツ出ており、初めてヨーロッパで感染者が出た!という国単位での広がりでした。

  • 2月27日

出典:日経新聞

2月末になるとヨーロッパでも少しずつ感染者が増え始め、中東でも感染者が出てきている段階になりました。(このあとイランで爆発的に感染車が増えた)

  • 3月27日

出典:日経新聞

3月末にもなると、ヨーロッパでは感染者が爆発的に増え、中東でも感染者が増え始めています。しかし、一番の懸念は新型コロナウイルスの広がる範囲がとても広くなっていることです。

二月はアフリカではほとんど感染者が出ている国はありませんでしたが、三月には殆どの国で感染者が出ています。(じっとこのマップを見ていると草間彌生さんの絵を思い出す)

これら一つ一つの国で感染者が爆発的に増えだすと、もう手がつけられない状態になるのではと恐れています。それこそ、全人口の60〜70%が感染して、免疫を獲得してから収束していくという未来になるのではないでしょうか?

今後の予想

まだデータが少なく、指数関数的に感染者が増えるのか、対数関数的に感染者の増加が収まっていくのか分かりませんが、過去のコロナウイルスの例から考えると、個人的には秋頃に収束するのではと思っています。(収束したら政府が旅行券や高速無料の景気対策を検討しているので楽しみ)

逆に秋ごろまで感染者が増え続けるのであれば、それこそ対数関数的な増加でなく指数関数的な増え方になり、殆どの人が新型コロナウイルスに一度は感染することになるのではないでしょうか?(そんなのは絶対勘弁ですが)

指数関数、対数関数の話はJBプレスに詳しく書いています。

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